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学長室だより

学長室だより(第75号2018年12月3日)

 先月はいっとき寒くなったので、このまま冬らしい日々になっていくのかと思っていましたが、その後再び気温が上がり、東京では木枯らしが観測されないという珍しい冬入りとなりました。予報では、三重県の12月は暖かい日が続くとのことで、ありがたいと思う一方で、本来の気候でないことに少々不安な心持ちでもあります。
 先週の29日に、学生との懇談会を開催しました。両学科・専攻・コースの各学年の代表11名(1名欠席)が参加してくださり、1時間強にわたって、日ごろの学生生活で感じていることや本学への要望事項などをフランクな雰囲気の中で意見交換をしました。学生同士も多くが初対面であるため、当初は緊張気味でしたが、徐々に打ち解けて、本音を話してくれたと思っています。要望事項については、すぐに対応できないものもありましたが、改善できそうなことについては、早めに手をつけていきたいと考えています。
 また、先月の17日には大学祭が開催されました。例年に比べ、かなり多くの模擬店や展示、企画がありました。大学祭実行委員の皆さんは、当日までの企画と準備、そして当日の運営がたいへんだったと思います。でも、大きな事故がなく、大勢の方に来場していただき、努力が報われたのではないでしょうか。本当にご苦労様でした。私は、4階の全教室を使って行われたクイズに私のゼミ生3人と参加し、最終地点(41番教室)まで行きつきましたが、せっかく見つけた宝箱の鍵を開けられなかったことが、いまだに残念です。でも、とても面白い企画でした。
 大学祭当日には、12回目を迎えた小論文・作品コンクールの表彰式も開催されました。今年は、過去最多の44件の応募があり、最優秀賞1件、学長賞1件、優秀賞3件、佳作4件の作品に対し、賞状と賞金を授与しました。小論文部門は、例年に増して法経科の学生に偏り、生活科学科からは1件しか応募がありませんでした。また、作品部門では、レシピ6件の応募で、いずれも食物栄養学専攻の学生からでした。来年度は、とくに生活科学専攻そして1年生からの積極的な応募を期待しています。表彰式の様子と表彰作品は、本学ホームページに掲載されていますので、ぜひご覧ください。
 今年も残りわずかとなりました。2年生の多くは、卒業論文の執筆や作品の制作に取り組んでいることでしょう。2年間の集大成として、納得のいくものへと仕上がることを祈るとともに、楽しみにしています。

学長室だより(第74号2018年11月1日)

 このたび、本学図書館が「新聞講座special先生推薦記事」という企画を考え、教授会を通じて各先生方へ、学生に読んでもらいたい新聞記事の推薦依頼がありました。私にも同じく依頼があったのですが、近年、新聞の切り抜きを行っていなかったので、ハタと困りました。複数の新聞を遡って探すことも考えましたが、時間がかかり、他の業務に支障が出てしまいます。そこで発想を変え、これから自宅へ届く新聞記事の中から、学生の皆さんに読んでもらいたいものを毎日1つずつ選ぶことにしました。わずか10日間の作業でしたが、「学生に薦める」という視点で記事を眺めるのは新鮮な体験でした。面白そうな記事が複数ある日もあれば、そのような記事がなくて苦労した日もありました。ともかく、10個の記事を選定しましたので、図書館で公表された暁には目を通していただけると嬉しいです。
 さて、昨日は全国公立短期大学協会の秋季総会が東京で開催されました。皆さんには直接的に関係がないので、あまり興味はないかもしれませんが、2021年度から実施される入試制度改革に対して各短大がどのように取り組んでいるのか、2020年4月から実施される「高等教育段階の教育費負担軽減方策」の対象校となるために整えるべき要件、さらには今年誕生した子どもが4年制大学を卒業する22年後を見据えた「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」に関わる中央教育審議会答申案、などが主たる議題でした。ここで詳しく紹介する余裕はありませんが、後者2件は文部科学省のホームページに掲載されていますので、ぜひ一度ご覧ください。とりわけ、最後のテーマについては、数年後、皆さんに子どもができた場合、その子が大学へ進学する時代が対象となっています。本学のような短期大学がどのような姿でその時代を迎えるのか、その点にも関心をもって見てください。
 最後に、今、私の手元に「インフルエンザが流行中」と「全国的に風疹患者が増加しています!」という2種類のチラシがあります。いずれも学内へ掲示するための決裁を得るために私のところへ来ていますので、近日中に、学内で皆さんの目に触れることでしょう。いずれも日常生活での予防法が記載されていますから、それをよく読み、予防に心がけてください。また、インフルエンザについては、できれば予防接種を受けることをお勧めします。ちなみに、私はすでにかかりつけ医で予防接種を受けました。
 急に気温が下がってきて、ともすると体調を崩しがちですが、健康管理を怠らず、残る1ヶ月で様々な「○○の秋」を満喫したいものです。

学長室だより(第73号2018年10月1日)

 今年は本当に台風がよく来ますが、昨夜の台風24号は津市の真上を通過していきました。台風の目の中に入って雨風が急におさまった時の不気味さと不思議さを感じた方も多いのではないでしょうか。報道では、伊勢湾の満潮時刻と重なるために、昭和34年の伊勢湾台風に匹敵する高潮被害が出るのではないかと危惧されていましたが、そこまでの被害には至らず、胸をなでおろしました。それでも、今回も各地で被害が出ており、犠牲になられた方もいらっしゃいます。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。今年はこれで打ち止めにしてほしいですが、南海上にある台風25号も同じようなコースをたどる可能性があるようで、心配です。
 話変わって、学内3か所に横断幕が掲げられているので、皆さんも既にご存知と思いますが、食物栄養学専攻1年生の前川楓さんが10月6日から13日にかけて開催されるアジアパラ競技大会へ出場され、さらには日本選手団の旗手を務めることになっています。本学から、このような国際大会へ出場する選手が出るのは、おそらく初めてのことであり、どのように応援すればよいのか戸惑いましたが、本学らしく、成績発表の日にささやかな壮行会を41番教室で行いました(当日の様子は本学ホームページに掲載されています)。前川さんは、既にリオデジャネイロのパラリンピックでは走り幅跳び4位、100m7位という好成績を収め、続くロンドンの世界パラ陸上選手権大会では走り幅跳びで銀メダルを獲得した実力者です。今回も、日頃の練習成果を遺憾なく発揮し、2年後の東京パラリンピック出場へつながる好成績をあげることを期待しています。
 先週木曜日から後期の授業が始まりました。夏休み中はひっそりとしていたキャンパスが久しぶりに活気を取り戻し、私も身の引き締まる思いで、本日の講義に臨みました。履修申告締切は今週木曜日ですから、マークシートの記入ミスなどないように、しっかりと見直したうえで提出してください。
 さて、後期から法経科に新たに着任した先生がいらっしゃいます。日本国憲法や憲法訴訟論などを担当していただく鎌塚有貴先生です。日本国憲法では、生活科学科の学生もお世話になるかもしれませんね。鎌塚先生には、一日も早く本学に馴染んでいただき、教育、研究、地域貢献活動にご尽力いただきたいと思います。

学長室だより(第72号2018年9月3日)

 初めにお詫びしなければなりません。前号でホームページのリニューアルに触れた際、「学長室だより」へのアクセスがしづらくなったという記述をしてしまいましたが、新着情報にアップされるなど、以前に比べアクセスも容易になっていました。ホームページ更新や管理に携わってくださっている関係者の皆様に失礼なことを書いてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
 さて、異様な猛暑と台風の発生数を記録し、各地に豪雨災害をもたらした夏もようやく終わりを迎えようとしています。第100回を迎えた夏の甲子園では、津市の白山高校が初出場を果たし、様々なメディアにも取り上げられていました。残念ながら初戦敗退となりましたが、金足農業高校が国民に感動を与えたと同様に、津市民だけでなく三重県民に元気を与えてくれたと思います。
 スポーツに関連する別の話題として、毎年、この時期に開催されていた三岐公短交流戦が今年から中止となりました。この大会は、長い歴史を持つ中部公立短期大学交歓競技会が、会員校の減少に伴って14年前に閉幕したことを機に、距離的に近く、かつ交歓競技会に熱心に参加していた岐阜市立女子短期大学と本学とで交流の場を確保するために始まったものでした。当時学生部長であった私は、岐阜市立女子短大の学生部長と連絡を取り合い、何とか翌年に第1回大会を開催することができました。当初は、いつまで続くのか心許ない思いでしたが、結果的に12年も続けることができました。その間、運営も学生が主体的に行う方式へとシフトするなど、「学生の交歓」という趣旨が生かされるようになりました。ただ、部員集めに苦労するクラブが多くなり、運営が困難になったことなどから、両校で協議のうえ、昨年度の大会をもって幕を閉じることになったのです。
 交歓競技会の時代から、この大会はクラブ活動の活性化に一役買っていましたので、参加していたクラブの部員のモチベーションが下がってしまうことが懸念されます。種目によって異なるとは思いますが、市民大会など対外試合の機会を見つけ、普段の練習の成果を発揮できるようにして頂きたいと思います。
 今月末から後期が始まりますね。少しずつ平常の生活リズムを取り戻し、自分の目標に向けて履修計画を立てたうで、後期の授業に臨んでください。

学長室だより(第71号2018年8月1日)

 先月は本当に暑い日が続きましたが、梅雨明け直前に、中国、四国地方を襲った前例のない豪雨災害がありました。200名を超す犠牲者を出してしまい、猛暑とともに自然の恐ろしさを再認識させられました。被災地にお知り合いがいるという方もいらっしゃると思います。犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様が一日も早く日常の生活を営めるようになることを切に願う次第です。
 また、先週末は逆走台風12号が伊勢市に上陸し、津市では深夜から広域にかつ長時間にわたり停電となりました。とりわけ、一人暮らしをしている方は心細い思いをされたことでしょう。豪雨被災地を思えば「たいへんだった」というのも憚られますが、電気のありがたみと、停電した時の不自由さを思い知らされました。
 話変わって、テニスコートの改修が終わったので、先程、コート開きのセレモニーが行われました。芝生コートならぬ雑草コート状態が長く続いており、それに見かねた部員たちが自力でコート整備に励む様子を頭が下がる思いで眺めていました。その姿に報いるため、自治会だけでなく、教育振興会、同窓会からの資金援助を得て今回の改修が行われました。10年位前にも同じように管理棟寄りのコート整備を行いましたが、これでようやく両面を使っての練習ができます。関係者の皆様には、この場を借りて、厚くお礼申し上げます。また、硬式テニス部、ソフトテニス部の両部員の諸君は、この経緯を後輩たちに語り継ぎ、大切にコートを使っていただきたいと思います。今後、フェンスの嵩上げもしますが、万一、民家へボールが飛び込んでしまった際には、住民の方に礼を尽くしてボールを返却してもらってください。
 最後になりますが、本学のホームページが本日からリニューアルされました。パソコン版だけでなくスマホ版からもかなり見やすくなりましたので、是非ご活用ください。ちなみに、この「学長室だより」は、「大学概要」の中の「学長挨拶」を開いていただくと、その最後に載っています。こちらは少々アクセスしづらくなりましたが、引き続き、よろしくお願いいたします。

学長室だより(第70号2018年7月3日)

 今朝早く目が覚めると、FIFAワールドカップの日本対ベルギー戦をやっていました。まぁ、それもあって早く目覚めたということもありますが。すでに後半に入っていて、なんと戦前の予想を覆して、日本が2対0でリードしていました。早く終了のホイッスルが鳴ってほしいという願いもむなしく、観戦しだした途端に3点を連取され、奇跡の勝利とはなりませんでしたが、手に汗を握る、本当によいゲームだったと思います。4年後に期待しましょう。
 さて、前期の授業も残り少なくなってきました。試験やレポート提出期限がだんだんと迫ってきて、特に1年生は焦りを感じているかもしれませんね。レポートはもちろんのこと、試験でも論述式の出題が多くなります。何を言いたいのかをはっきりさせたうえで、1つの文章をあまり長くせず、簡潔明瞭に述べることを心がけてください。また、主語と述語が適切に対応しているのか、過度に修飾語を使っていないか、他の文献を引用する場合には自分の意見と他者の意見が明確に区分されているのかなどに気をつけるとよいでしょう。さらに、自信のない漢字については必ず辞書等で確認をしてください。誤字や脱字は、場合によっては減点対象になります。
 その試験期間が終われば、長い夏休みが始まります。後期が始まるまでのまとまった休みの期間をどのように過ごすのか、早くから計画を立てて有効に使ってほしいと思います。何も思いつかない人は、12回目を迎える小論文・作品コンクールへの応募をしてみては如何でしょうか。自分の力で調べ、4000字程度にまとめていく作業は、たとえ入賞できなくても、きっと今後の力となっていくはずです。また、レシピやデザインなどの作品賞についても、食物栄養学専攻や居住環境コースの学生の専売特許ではありません。他学科や他専攻の学生でも応募できますから、よいアイディアのある人はチャレンジしてください。
 今週末には、サマーフェスティバルがありますね。蒸し暑い中ですが、体育館や校舎棟などで様々な催しが予定されているようです。浴衣姿で来場する人もいるなど、秋の大学祭とは異なる雰囲気が醸し出されています。私も毎年参加していますので、今年はどのような催しがあるのか楽しみです。

学長室だより(第69号2018年6月4日)

 本学に学生相談室を設立したときから相談員を務め、また、ヘルスカウンセリング論、教育相談、人間関係論と3科目の非常勤講師を長年にわたり担当してくださった二ノ村玲子先生が、ご病気のため、先月ご逝去されました。今年の初めごろにお話ししたとき、先生のご出身地である鹿児島へ戻りたいと仰っていましたが、今思えば、薄々死期を悟られていたのかもしれません。残念ながら、それは叶わぬ望みとなってしまいました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 さて、この1か月ほど、日本大学アメリカンフットボール部のことが毎日のように報道されています。初めて映像を見た時、あの選手は何か恨みでもあって関西学院大学の選手へタックルに行ったのではないかと思ってしまいました。しかし、事情が明るみに出る中で、日大の指導者の姿勢や対応に、驚きとともに、同じく大学で学生を教える者として憤りを禁じえませんでした。成人しているとはいえ、本来、大学が守るべき学生を、しかもたった一人で矢面に立たせるという事態はあってはならないことです。日本大学と言えば、日本一のマンモス大学で、私もそうですが、ご家族や親類、知人に卒業生や在学生がいるという方も多いことでしょう。そして、その卒業生や在学生が今どのような気持ちでいるのかを考えると、居たたまれない思いです。これからさらに事実調査が進められるようなので、その成り行きをしっかりと見守っていきましょう。さらに付言すると、日大の理事の方々の集合写真をテレビで見ましたが、その人数の多さ以上に、女性の姿が見つけられなかったことに驚きました。あれだけの人数の中に、本当に女性が一人もいないのであるとすれば、男女共同参画社会に全くそぐわない組織と言えます。そして、閉鎖された男性社会という体質が、今回の問題と通底しているのではないかと感じた次第です。
 今週中には梅雨入りすることでしょう。5月は比較的過ごしやすい日が続きましたが、これからはそうもいきません。体調管理も難しいですね。また、食中毒の季節でもあります。くれぐれも気をつけてお過ごしください

学長 東福寺一郎

学長室だより(第68号2018年5月7日)

 今日はあいにくの天気となっていますが、今年のゴールデンウィークは、比較的穏やかな日が続き、過ごしやすかったように思います。今年から下宿を始めた1年生はどのように過ごしましたか?連続していれば帰省することもできたでしょうが、間に平日が2日あったので、こちらで過ごした人も多かったことでしょう。先月の新入生歓迎バス旅行では長島スパーランドへ行ったようですが、その他にも県内には見るべきところが多いので、機会を見つけてあちらこちら行ってみてください。
 私は、皆さんには申し訳ないのですが、平日の2日間年休を取り、東京の実家で一人住まいとなった、間もなく米寿を迎えようとする母親の様子を見に行ってきました。近隣に住む息子たち(母にとっては孫)も集まり、久しぶりに賑やかな日々を過ごすことができました。
 さて、きな臭い様子の色濃かった朝鮮半島が、にわかに友好ムードに染まりつつあります。こんなに短期間にこれほど大きな変化が起ころうとは夢想だにしませんでした。このままの状況が継続していくのであれば、歓迎すべきことだと思います。日本に対する感情にも親和的な変化が起こればなおさら良いのですが・・・。しばらくは様子を見守りましょう。
 今日は、生活科学科専任教員がリレー式に担当する生活科学概論で、私が講義を行いました。私の本来の専門は心理学なのですが、生活科学概論では毎年「男女共同参画社会への誘い」と題して講義をしています。男女共同参画社会基本法が制定されたのは1999年のことですから、すでに20年が経過しようとしています。しかしながら、ジェンダーギャップ指数で国際比較をすると、その順位は年々下がり続け、昨年発表された順位は114位と過去最低となってしまいました。日本が何もしていなかったのではないのですが、他国がより積極的に男女共同参画に取り組み、日本を追い越しているのが現状です。国会議員(衆議院)の9割が男性であること、女性は結婚・出産を機に家庭に入ること、結婚したらほとんどの女性が夫の姓を名乗ることなど、日本では当たり前と思われていることも決して世界標準ではなく、むしろ稀有な存在なのです。こうした状況を変え、性別にかかわらず男女が対等の立場で手を差し伸べあい、一人ひとりが心身の健康を保ちつつ、各自の能力を生かし、自分らしく生きていくことを保障する社会、それが男女共同参画社会なのです、といったような話をしました。来年の3月末で定年を迎える私にとっては、これが最後の生活科学概論の授業となり、一抹の寂しさを禁じえませんでした。
 これから夏休みまで長丁場となりますね。今月はまだよいのでしょうが、それでもこれからどんどんと気温は上がり、うっとうしい梅雨もやってきます。一人暮らしの人は、生活リズムを崩さずにしっかりと栄養と睡眠をとったうえで、勉学やクラブ活動等に励んでください。

学長 東福寺一郎

学長室だより(第67号2018年4月2日)

 新年度が始まりました。3月下旬の暖かさで、体育館脇の桜も先週後半には満開となりました。早くから咲いた東京ではすでに葉桜となりつつあるようなので、私としては何とか5日の入学式までもってほしいという想いでいっぱいです。
 前号で竹添敦子先生の退職については触れましたが、食物栄養学専攻の伊藤貴美子先生も3月末をもって定年退職されました。また、法経科の三宅裕一郎先生、富田仁先生、金江亮先生の3名は他大学へ転出のために退職されています。これだけ多くの先生方が転出されることは、本学にとって大きな痛手であるのは確かですが、前を向き、後任の4名の先生方が新しい風を本学にもたらしてくださることを期待したいと思います。その後任の先生方をご紹介しましょう。まず、文学担当として今本幸平先生が赴任されました。今本先生は、これまでも本学でドイツ語を担当してくださっていましたので、顔馴染みの方もいるはずです。また、食品学担当として橋本博行先生、民法担当として川上生馬先生、経済原論担当として田添篤史先生がそれぞれ4月1日付で着任されています。なお、三宅先生の異動が決まった時期が遅かったために、憲法の後任人事はこれからになります。
 事務局職員については、事務局と図書館を合わせて3名が他部局へ転出し、代わりに4名が他部局から転入されました。非常勤職員の入れ替わりもあります。職員が1名増えたこともあり、3月末に座席配置を大幅に入れ替えましたので、2年生は、事務局を訪れた際に新鮮な感じがすると思います。
 さて、5日に入学式を迎える学生の中には、遠く県外から来て、初めての一人暮らしを始める方も多くいらっしゃることでしょう。私も本学へ赴任した当初は一人暮らしでしたので、心細くなる気持ちは理解できます。まぁ37年前のことなので、今や本学や津駅周辺の店も格段に増えていますから、そのような昔との比較はあまり意味がないかもしれませんね。ともあれ、5月病にならないためにも、少しでも早く友人を作り、また時間のあるときにあちこちと出かけて、様々な発見を楽しんでください。近場では、昨秋に国宝指定された高田本山専修寺とその周辺地域を探訪するのがお勧めです。また、博物館で三重県の歴史を学んでみたり、晴れた日に阿漕浦の海岸でのんびりと海を眺めて過ごすのもよいでしょう。そのようにして津市に馴染み、生活のリズムを作ることで、勉学にも集中できるようになるのだと思います。
 では、これからの一年間、共に頑張っていきましょう。

学長 東福寺一郎

学長室だより(第66号2018年3月2日)

 今日は成績発表の日です。皆さん、思うような成績を収めることができましたか?結果がどうであれ、4月から1年かけて皆さんが勤しんできた勉学の成果がそこに示されています。良くても悪くても、結果を真摯に受け止めてください。また、1年生は来年度に向けてのこころの準備をしていきましょう。
 成果、と言えば、先月平昌で開催された冬季オリンピックでは、各国のアスリートたちが4年間積み重ねてきた努力の成果を発揮し、とても盛り上がりました。日本の選手たちも、中には強風等の不運に遭って結果を残せなかった人もいましたが、総じて期待通りあるいはそれ以上の活躍をしたと言えるでしょう。皆さんはどの場面に最も感動しましたか?直前の大怪我にもかかわらず、男子フィギュアスケートで66年ぶりの2連覇を成し遂げた羽生選手、ダークホース的存在から銅メダルを取ったモーグルの原選手、4年前の悔しさをばねに表彰台に上がった高梨選手、高木姉妹をはじめとする女子スピードスケートの選手たち、あるいは最後まで手に汗を握る試合をしながらも笑顔を忘れなかったカーリングの女子選手たち、挙げればきりがありません。そんな中で、多くの方が同じことを言われていますが、私にとって印象的だったのはスピードスケート500mレース後の小平奈緒選手とイ・サンファ選手の姿でした。長年にわたり友人であり、ライバルであったという2人が、互いの健闘を称えあう姿は他国のメディアにも多く取り上げられたそうです。
 見る側は自国を代表する人として選手を応援していますが、この2人に限らず、選手の立場からすれば、競い合う相手選手はふだんから国際大会で出会っているわけですから、そこに心の交流が生まれ、互いに切磋琢磨しあう関係ができあがっても不思議ではなく、むしろ自然なことと言えるでしょう。そして、それがスポーツの素晴らしいところなのだと思います。今大会でも、突如、北朝鮮が韓国とともに参加する方針を打ち出すなど、当初はオリンピックを政治利用しようとする臭いが漂いました。また、オリンピックは金がかかる、もっと他に使うところがある、わずか半月程度の大会に莫大なエネルギーをかける価値はない、なんでそこまでスポーツに肩入れするのか、などオリンピックに対する否定的意見を持つ人も少なくありません。皆さんの中にも、2年後の東京オリンピックに対してそのように考える人もいることでしょう。ただ、定期的にこれだけ多くの国の人々が集まり、友好的に交流する機会は他にありません。もし、オリンピックがなくなれば、今以上に国際関係が殺伐としたものになってしまうのではないかと危惧を抱くのは単純すぎるでしょうか?閉会式を見ながら、いろいろな思いが頭の中を巡りました。
 最後になりますが、29年間にわたり本学で文学とドイツ語を担当してくださった竹添先生が今月末をもって定年退職されます。いつも和服姿でいらっしゃったので、受講したことがない人でも記憶に残っていることでしょう。明日の最終講義に多くの方がお越しいただくことを願っています。

学長 東福寺一郎

学長室だより(第65号2018年2月1日)

 昨日は、3年ぶりの皆既月食でした。皆さんはご覧になりましたか?私は、寒空の中、妻とともに天体ショーをしばし楽しみました。それにしても、猛烈な寒波の襲来により凍えるような日が続きますね。またインフルエンザも流行しています。皆さんの体調は如何でしょうか?でも、3日後には立春を迎えます。もう少ししたら、春の便りが聞かれるようになるでしょう。あと少しの辛抱です。
 1月28日は津市の市議会議員の選挙がありました。津市に住民票のある方は投票に行きましたか?先日、ある会合で伺った話では、前回の衆議院選挙では19歳の方の投票率がきわめて低調であったとのことで、大学生への意識啓発を依頼されました。今回の市議選についても、最終投票率は46.42%で、合併以来最低とのことでした。機会あるごとに申し上げていますが、選挙で投票することは民主主義の根幹にかかわることです。くれぐれも棄権はしないようにしてください。ちなみに、私は投票するために、当日早めに東京から戻ってきました。
 その選挙で当選した議員の皆さんとの顔合わせが、昨日市役所で行われました。多くの方は再選ですが、初当選の方もおられ、私も気持ちが新たになりました。今月半ばには臨時議会があり、3月1日から3月議会が始まります。
 話は変わりますが、1月20日(土)に本学の体育館で車いすバスケットボールの体験会が行われました。私は、体験会が始まる前の短い時間しか拝見できませんでしたが、県内の車いすバスケットボールチームの選手と本学のバスケットボール部員などとの交流が図られたようです。車いすバスケットボールについては、テレビで見たことがあるくらいでしたので、使用する車いすにもさまざまな種類があること、障がいの程度によって同時に試合に出られる選手が決められることなど、私自身いろいろと学ぶことがありました。2020年の東京パラリンピックや2021年の三重国体に向けて、障がい者スポーツへの関心が高まることを期待したいです。
 最後にお知らせです。笠先生のゼミ生が今年も新しいラインスタンプを作成し、本日から購入できるようです。私も昨年購入し、今でも使用しています。今年のスタンプについても、ぜひ注目してください。

学長 東福寺一郎

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