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三重短期大学は、津市が設置する公立短期大学として、従来から「地域に開かれた大学」をめざしてきました。
1988年(昭和63年)より始められた公開講座は、その本来の意義である「市民に学術情報を提供する」ことに加え、講師も広く社会から募集するという二つの面での公開をめざしたものであり、当初から、地域社会との積極的な連携を行うなかで教育研究の活性化を図ることを意識的に追求してきました。
また、1984年には、本学が「地域に開かれた大学」づくりを積極的に進めるために、地域問題総合調査研究室は設立されました。本学が津市および三重県という地域にねざした短期大学であることから、本学の教員が地域問題に関する研究を行い、地域住民の地域問題の解決に対する要望にこたえること、また、学生の地域問題への関心を深め、教育に役立てることをめざしてきました。
さらに、1999年度からは図書館、2001年度から体育館及びテニスコートの地域開放を実施してきています。
大学は教育と研究を本来的な使命としてきました。それは今後とも変わることはありません。しかし、現代においては、大学のより直接的な社会貢献の重要性が強調されるようになってきています。
ことに地方自治体により設置・運営されている公立大学にとっては、社会貢献は、まさにその存在理由ともいうべき重要な責務となってきています。
三重短期大学は、その大学の理念の一つに「地域貢献の理念」を掲げ、「津市の設置する公立短期大学として、地域の諸問題や社会の要請に対応した特色ある研究の推進を図り、その成果を積極的に地域に還元するとともに、高等教育に対する地域のニーズに的確に応え生涯学習の振興に寄与することを通じて、地域社会に貢献する」ことを大学の責務として謳っています。
今後とも、三重短期大学は、少子高齢化時代の福祉の充実、生涯学習ニーズの高まり、情報化の高度展開など地域の抱える課題を常に念頭に置いて、地域社会が求める人材の養成ばかりでなく、産学官連携、自治体の政策課題等の研究、地域の生涯学習との連携などに取り組むことを通じて、地域社会や住民との連携・交流を重視し、市民文化の向上と地域・産業の活性化に貢献することをめざしてまいります。
地域連携センターは、地域との連携をより強化し、地域貢献の組織的な取組を充実していくために、2008年4月に設立されました。
本センターは、本学の地域貢献活動の総合窓口として、地域のニーズと本学の知的資源をコーディネートし、地域貢献に関するさまざまな取組をマネジメントする機能を果たしていきます。