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過去のオープン・キャンパス
2024年度オープン・キャンパスが開催されました
2024年度のオープン・キャンパスは7月13日(土)生活科学科、14日(日)法経科第1部・第2部、15日(月・祝)食物栄養学科と、3日間にわたり、本学において開催しました。多数の方々にご来校いただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
オープンキャンパスでは、まず全体説明があり、生活科学科、法経科(第1部・第2部)、食物栄養学科の各学科長による教育内容の紹介、2025年度入試の概要、就職や編入学の状況説明、卒業生や在学生によるスピーチが行なわれました。また、毎年、各学科の教育に具体的にふれていただくために、ミニ講義やミニ実習・実験を実施しておりますが、今年も多くの皆さんに、ご参加していただきました。いずれも「楽しかった。」、「大学の雰囲気を味わうことが出来て良かった。」、「勉強になった。」と好評でした。キャンパスツアー(施設見学)では、在校生が、学生生活の一コマを紹介しながら図書館などの学内施設をご案内しました。こちらも、たくさんの方がご参加くださいました。そのほか、教員、職員による個別相談も行われました。
(1)生活科学科 7月13日 ミニ講義の概要
生活福祉・心理コース 32番教室
担当:武田 誠一 准教授
テーマ:災害時のソーシャルワーク
概要:大きな災害が発生した時にもソーシャルワークが必要とされます。日ごろはソーシャルワークの対象を、高齢者、障がい者、ひとり親家庭、低所得の人だと思いがちですが、災害時のソーシャルワークではすべての人がソーシャルワークの対象となります。では、災害時のソーシャルワークにはどのような視点が必要なのでしょうか?その点をお話したいと思います。また、簡単な事例を示し、みなさんにも考えてもらいます。
居住環境コース 34番教室
担当:南 有哲 教授
テーマ:「人新世」を考える
概要:現在しばしば言及される言葉に「人新世」というものがあります。これは産業革命以降の人類による地表の在り方や大気組成、生物分布などの改変の規模が、未来における知的存在に検証され得る程度に達し、よって新たな地質年代が到来したと考えるべきだという考え方であり、生命史上第6回目の「大量絶滅」を人類が引き起こしつつあるとの懸念とも深く結合しています。今や自然科学だけではなく哲学や人類学といった人文科学にまで影響を及ぼしつつある「人新世」という概念について考えてみましょう。
(2)法経科第1部・第2部 7月14日 41番教室 ミニ講義の概要
担当:浅野 和也 准教授
テーマ:実は意外と身近な経営学
概要:私たちの生活は企業が生産した商品のおかげで便利で快適な生活ができています。同時に商品を購入するにはお金が必要です。そのお金を得るために私たちは働かなければなりません。経営学を知るうえでのキーワードに「ヒト・モノ・お金・情報」(経営資源)があります。一見、難しく思われがちですが、私たちの生活と大いに関わっています。本講義では簡単な作業を行いながら経営学で考察することや私たちの身の回りとの関係について考えてみたいと思います。
(3)食物栄養学科 7月15日 ミニ実習・ミニ実験の概要
ミニ実験①
担 当:相川 悠貴 准教授
テーマ: 肺機能検査と反射試験―解剖生理学実験体験―
概 要:「あなたは健康で元気ですか?それとも、不健康や病気で支援や治療が必要ですか?」その判断をするとき、まずは人間の一般的な状態とはどのような状態かを知り、その上で評価して判断します。今回の実験では、思い切り息を吐きながら、思い切り集中して反応しながら、その評価方法を学んでいきましょう!栄養系の学科のみならず、医系や健康科学系の学科では皆が学習する解剖生理学の一部を体験してください。
ミニ実験②
担 当:飯田 津喜美 講師
テーマ:デンプンが示す、おもしろい現象を確認してみよう ―食品学実験の体験―
概 要:デンプンは、植物が光合成によって貯蔵した炭水化物で、エネルギーのもとになります。一方、デンプン粒子の大きさは、原料となる穀物やイモの種類により数 μm から数十 μm まで異なります。今回の実験は、デンプン粒子が示す、力を加えると固まる性質(ダイラタンシー)や、加熱して冷やすとゼリー状に固まる性質など、いろいろな種類のデンプンの特徴を体験してみましょう。
ミニ実習③
担 当:杉野 香江 講師
テーマ:クッキー材料とおいしさの関係~材料の配合を変えたクッキーを作ってみよう!~
概 要:クッキーの主な材料は、小麦粉、卵、バター、砂糖などですが、それらの配合は生地の状態や焼き上がり、味、テクスチャー、香りなどおいしさに影響します。例えば、油脂類は膨化の役割や脆さを与え、砂糖は甘さを与えるほか、色や香りにも関与しています。材料のそれぞれの役割を観察する目的で、様々な条件クッキーを焼いてみましょう。なお、作ったクッキーは、試食することも可能です。本ミニ実習にご参加される方は、マスク着用のご協力をお願いします。
卒業生・在学生のスピーチ
生活科学科
樋口陽香さん
2023年3月卒業 生活科学科 生活福祉・心理コース卒業
現在 南山大学総合政策学部総合政策学科 4年生
皆さんこんにちは。生活福祉心理コース卒業生の樋口陽香と申します。本日は、三重短期大学での学生生活や編入学受験などについてお話しします。よろしくお願いいたします。
わたしは、2023年の3月に三重短期大学を卒業し、同年4月に南山大学総合政策学部総合政策学科に3年次編入しました。今、大学4年生です。
まず、三重短大での学びについてです。授業とゼミにわけて説明しようと思います。
授業では、心理学と福祉学を中心に受講していました。心理学では、心理学研究法、発達心理学、認知心理学、青年期の心理学など、福祉学では、公的扶助論、社会福祉論、刑事訴訟と福祉論などを受講しました。また、共通科目といって、どの学科の学生も取れる科目があるのですが、その中でも教育学、や生命科学、英語講読、自治体行政特論等、福祉や心理以外のことにも関心を持って学んでいました。
ゼミ(といって1人の先生につき、13人くらいで構成されるクラス)では、高橋先生の心理学ゼミに所属していました。1年次の秋からはじまり、1年次では、あらゆる分野の心理学の文献講読と発表を行いました。また、2年次からは、グループ研究と卒業論文に取り組みました。グループ研究では里親支援について、1班4人で文献講読、インタビュー調査等に取り組みました。実際に里親関係のNPO法人の方にインタビューも行いました。
また、卒業論文では褒められる経験と自尊感情の関係について研究しました。実際に、短大の80名の方にアンケートをとり、調査を進めていました。
次に、三重短大での学生生活について紹介します。わたしは部活動や自治会には入っていませんでした。しかし、図書館ボランティア部、軽音部、自治会、イラスト部などもあり、入部していた友達はとても楽しそうだったので、入っておいたらよかったなと少し思っています。部活動等についてはお話しできないのですが、三重短大で多くの友人ができたので、友人について少し話します。三重短大で出会った友人の傾向として、みんなとても優しくて、思いやりがある人が多いというのが挙げられると思います。また、みんなに共通して、前向きな思考の人がとても多く、共に成長していけると日々感じていました。2年生になると、それぞれ就職か進学か選択するわけですが、みんな応援しあってそれぞれの辛い状況も支え合っていました。また、全国各地から進学してきている学生が多く、様々な地元のお話を聞かせてもらって、とても楽しかった思い出があります。
次に、編入学受験、準備について説明します。
まず、南山大学への編入を志望した理由を説明するとよりわかりやすいかなと思い、少し紹介します。まず、わたしは、生活経営という講義を通して、非正規労働者の雇用問題や技能実習制度の労働問題に関して、大変関心をもち、心理学ゼミに所属していたため、その問題に対して心理学(組織心理学)の視点から深く学びたいと考えたところ、現大学の組織心理学を専門としている教授のもとであれば、より深く学べると思い、南山大学への編入学を決意しました。
編入の勉強としては、まず1年生の10月から学内で実施される編入学対策講座を受講していました。一般の予備校などとは異なり、半年1万円ほどで受講できたので、参加しやすかったです。また、TOEICも同時期に受け始め、問題集やアプリを使いながら勉強していました。1年生の3月からは、編入対策講座と同時並行で、論文試験がある大学の過去問を解き始めました。ゼミの先生や居住環境コースの先生にも添削をいただきました。2年生の4月からは、口頭試問の対策にも力を入れました。学長である村井先生、居住環境コースの南先生、ゼミの高橋先生にも対策を行っていただきました。また、随時、新書を読んだり、編入先で学びそうな科目をとったりして授業内でも理解を深めたりして対策も進めていきました。その結果、2年生の12月に合格をいただき、進路決定となりました。
続いて、編入後現在何をしているかをご紹介します。進学後は、受験時に目指していた組織心理学のゼミに所属することができました。そこで、現在は卒業論文として、技能実習制度と育成就労制度に関する研究を進めています。少し具体的に説明すると、技能実習制度とは外国人労働者を受け入れ、技術を移転することで人づくりや国際貢献をすることが目的なのですが、さまざまな問題点があり、新制度として育成就労制度が創設されました。技能実習制度の問題点や、他国の外国人労働者受け入れの制度上の比較を通して、より魅力的な制度にしていくための政策提案に繋げていこうというのが研究内容です。授業では、社会学・経営学・統計解析、法学等さまざまな学問を学んでいます。どれも興味深く、三重短期大学で勉強したことが生かされることも多くあります。おとついに、社会と文明という講義を受けて、ピグマリオン効果を勉強したのですが、三重短では心理学の観点から勉強したのに対し、それを南山大学で社会学の視点から見るという体験をしました。三重短期大学で学び、編入したからこそ、複合的な視点から考えることができていると感じられた瞬間でした。このような感じで、とても楽しい毎日を送っています。
しかし、ここまで聞いていて、「実際編入って入った後しんどいのではないかな」とか「編入後授業ついていけているのかな」とか「単位取るだけで編入後の2年間終わりそう」とか想像される方もいるかと思います。ただ単位については、どの大学に編入しても大体は「単位認定」という制度があって、短大でとった単位を読み替えて認定していただけたり、包括認定してもらえたりする制度があります。わたしは64単位認定されていて、南山の卒業単位が128単位なので、残りの64単位を今とっているところです。
経験者から申し上げると、確かに一般の学生よりは多く単位を取る必要がありますが、それ以上に学べることが楽しいので、辛いとは思いません。また、就職活動、授業、国際交流、アルバイトが同時並行でできているので、授業だけで大学生活が終わることはないかなと思います。
また編入生は、授業についていけるのか疑問に思う方もいるかもしれません。結論からいうと、ついていけます。その証拠として、直近の成績である3年生秋学期のGPAをお示ししますと、満点が4.0のところ、わたしは3.8で、平均GPAに比べ、かなり高い水準にあるとわかりました。
編入って4年生での就活でマイナスに働くことあるかなと不安に思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、編入がマイナスに影響することはないとおもいます。むしろ、私もちょうど就職活動を終えたところですが、編入を通じての探究心や勉強に対する熱意をとても評価していただけたと感じています。
最後に、皆様へのメッセージが2点あります。まず一つ目に、三重短期大学の講義は本当に面白いということです。高校までは若干義務感で勉強していましたが、短大の講義を通じて、編入して学ぼうと思うくらい、勉強の楽しさに気がつきました。二つ目に、三重短大の先生方は本当に優しいということです。編入の対策でも、お忙しいにも関わらず、時間を作って添削指導をしてくださいましたし、受験勉強中の不安も聞いてくださいました。話しやすい先生が多くて、編入後でも何かあれば連絡してねと言っていただけて、素晴らしい先生ばかりです。わたしは高校卒業後の進路として三重短期大学を選択したのは、大正解だと思っています。みなさんも是非三重短大に来てください!
ご清聴ありがとうございました。
名張華さん
生活科学科生活福祉・心理コース
みなさんこんにちは。私は、生活科学科生活福祉・心理コース2年生の名張華です。今日は、オープンキャンパスに参加していただいてありがとうございます。みなさん、進路の選択などで悩まれている時期だと思うので、私がみえたんを選んだ時の話や、入学してからの学びの面白さなどについてお話をして、少しでも参考にしていただければと思います。
私が三重短期大学を志望した主な理由は学費の安さと実家から通いやすい距離であったという2点でした。
その中でも生活科学科の生活福祉・心理コースに入ろうと思ったきっかけは私が高校3年生の時に参加したオープンキャンパスでした。その時、私は希望の学科をしぼりきれていなかったので、全ての学科のオープンキャンパスに参加していました。
短大卒業後は就職すると決めていたので、当時通っていた塾の塾長からは福祉、心理というより、就職に有利そうな法経科に進学するのが無難ではないかと言われていました。
しかし、オープンキャンパスで社会福祉というものを初めてちゃんと認識した時、自分自身の生活にも密接に関係している分野だと思い関心を持ちました。
また、私自身元々障害者に対する差別問題などに関心がありました。正しい答え、というものはないけれど、問い続けなければならないことについて考える事が好きだったことから、生活科学科の生活福祉・心理コースが自分にあっていると思い志望しました。
私がこの学科コースに入学して良かったと思えることとして、中学、高校とは違い、自分自身が学びたいと思え、強く関心のもてる分野について深く学べるという体験をしたことでした。これまで学ぶことを楽しいと思ったことはあまり無かったのですが、この短大のこの学科コースに入って学ぶことの楽しさをひしひしと感じました。
いくつか授業でのお話をしてみたいと思います。
例えば、ある認知症高齢者が高額な布団を押し売りされて購入する場面に遭遇した場合「高齢者の権利擁護」という視点から考えると、合理的な考えができない高齢者を詐欺から守る必要があります。でも、社会福祉が重要視している価値として「利用者主体」や「受容」というものがあります。社会福祉関係者は、このような場面でまず「布団が欲しい」という高齢者の気持ちを「受容」することが必要になります。自分の方が正しいという前提に立って「なんで、この布団をかったの?だまされてるよ?」というのではなく、「布団が欲しかったのね」とその人の気持ちを受け止めた声掛けが必要であることを学びました。
「権利擁護」と聞くと、「高齢者を守らなくては」というふうに考えていましたが、「高齢者の意志を尊重する」という発想があることに気づいた時、衝撃を受けました。
あと、私は先ほども言ったように、障害者への差別などにもともと関心を持っており、今は障害者福祉論ゼミに所属しています。小学校の頃、障害のある友だちとの関わりがたくさんあったのですが、その時に、持久走ができない子や特別支援学級で授業を受ける子に対して「あのこだけずるい」「さぼっているのではないか」「あのこだけひいきされている」といわれている場面を見てきました。一緒に授業を受けているのに、同じクラスメートという感覚が薄かったように思い、モヤモヤしながら、なんとなくやり過ごしてきたのですが、大学で「合理的配慮」や「社会モデル」を学んだ時に、当たり前にすごすための支援は合理的配慮で、ずるいことではなかったということに、気づきました。
もともともっていた「こんなことがあっていいのかな」という思いが、勉強していくことで、客観的に分析できるようになることは、とても面白い体験です。
ゼミでは、自分で調べてきたことを報告したりゼミの仲間と討論したりしますが、自分の考えに対して感想や質問をもらえると、「こんな視点があったんだ」ということに改めて気づくことができます。この学びの楽しさを知れたというのが私の短大生活のなかで最もかけがいのない経験であり、心からこの学科コースを選んでよかったと思える理由のひとつです。
また、現在就職活動中ですが生活福祉・心理コースに入ったからといって、必ず福祉分野に就職しないといけないわけではないので、就職先が狭められたと感じることは一切なく、逆にこの学科コースで学んだことはアルバイトや日常生活でも活かされていると感じています。 これから先、一般企業に就職したとしても、障害者や高齢者と一切関わらずに生きていくことはないと思うので、社会福祉や心理学を学ぶことができてよかったと感じています。
もし今自分の関心のある分野とは違うコースにいこうかと悩んでいる方がいるのなら私は自分の学びたい分野について深く学べる環境に身を置いて学ぶ楽しさを実感してほしいとアドバイスがしたいです。
三重短期大学は、編入志望の子も、就職志望の子もいるので、いろんな選択肢をみながら、お互い高めあうことができます。今、悩んでいる人も、選択肢をせばめずに納得いく進路を選ばれることを願っています。
これで、私のスピーチを終わります。ご清聴ありがとうございまし
藤牧知瑚さん
生活科学科居住環境コース
皆さんこんにちは。生活科学科居住環境コースの藤牧知瑚です。本日は三重短期大学のオープンキャンパスにお越しいただきありがとうございます。今日は皆さんに少しでも三重短期大学の良さを知っていただけるように三重短期大学での生活についてお話していきます。よろしくお願いいたします。
まず初めに私が三重短期大学に入学した理由についてお話していきます。私は高校生の時に四年制大学を目指していたのですがうまくいかず、そんな中担任の先生がこの短期大学の存在を教えてくださいました。私は幼いころから建築士になりたいという夢を持っていたので、二年間で建築士指定科目を学ぶことができるこの学校に魅力を感じ入学を決めました。
次に講義についてお話していきます。私の所属している居住環境コースでは、まちづくりやインテリアをはじめとし構造力学などの専門的なことを学ぶことができます。三重短期大学の先生だけでなく、実際に建築士として働いている方が教えてくださる講義もあるのでとても有意義な時間を過ごすことができます。2年生からはゼミに所属します。居住環境コースには建築計画ゼミ、都市計画ゼミ、環境問題ゼミ、情報科学ゼミの四つのゼミがあります。私が所属している建築計画ゼミでは社会で起きている問題などをもとに各自がテーマを設定して建物を計画します。15人が現時点で考えていることを発表し、意見を出し合ったり質問したりしています。今はまだテーマを考えている段階ですが、先日のゼミの時間には津市久居アルスプラザというコミュニティセンターを見に行きました。このように実際にある建物や敷地を見に行くことは、建物を計画するうえでとても大切なことであると感じています。またいくつかの講義では、チームを組んで意見を出し合うワークショップのようなことをしたりチームで一つの作品を作っていくことがあります。仲を深めることができ、自分とは違う意見を聞くことで新たな発見につながると感じています。
次に授業以外の時間についてお話していきます。三重短期大学では条件はありますが履修する科目を各自で自由に決めることができるので、授業がない時間「空きコマ」が発生することがあります。これが高校までとは大きく異なる点だと思います。私は実際に1コマ、時間でいうと90分の空きコマを使って友達とごはんを食べに行ったり海に遊びに行ったことがあります。また、すぐ近くに自動車学校があるので、空きコマを使って通っている人がとてもたくさんいます。私は今、金曜日に履修している科目が一つもないので毎週三連休を過ごしています。このように、上手くいけば平日でも学校に来なくてもよい日や午前中で帰れる日を作ることもできます。さらに三重短期大学の食堂では11:30から学食をたべることができます。学食のメニューにはラーメンやどんぶりなどがあり、たまにインド料理屋さんの方が来て本格的なカレーやナンを食べることもできます。それ以外の時間は自由に使うことができるので友達と一緒に課題をやるのにおすすめです。そして、三重短期大学の図書館は8:30から21:00まで開放されているので静かな環境で夜まで勉強することもできます。図書館には編入関係の資料が置いてあるスペースやキャリア支援コーナーという就活や資格などに関する本が置いてあるスペースがあるので、進路を決める際に役立つ情報がとてもたくさんあります。
次に編入学についてお話していきます。編入学についてご存じでない方もいると思うので少し説明させていただきます。編入学は簡単に言うと別の学校に中途で入ることです。私は既に福井大学工学部の三年次編入学試験の合格をいただいているので具体的にどのような対策をしていたかお話していこうと思います。先ほども述べたように私はもともと四年制大学を志望していたので、入学時から大学編入をしたいという思いがありました。しかし、編入対策は日々の課題や予習復習と並行して行わなければなりません。居住環境コースの場合は特に図面や模型の製作を家でもやらないと終わらせることができないので時間を上手に使わなければなりません。私は一年生のうちに志望校は決めていたのですが具体的にどのような対策を行えばよいのかよくわかっていませんでした。しかし三重短期大学からは毎年編入する人がいるので受験報告書を通して勉強方法や受験の様子を知ることができ、編入学に向けてどのような対策をしたらよいかが分かります。先生方も一年生のころから進路の相談に乗ってくださるので早いうちから進路について考えることができます。私が受験した福井大学の編入学試験では英語、数学、力学の問題を話して答える口述問題と面接が実施されましたが、先生方には主に面接練習を行っていただきました。多くの大学の編入学試験では面接が含まれますが、私は話すことが苦手なので、話す内容を一緒に考えていただいたり何度も練習を重ねました。合格することができたのは日ごろから相談に乗ってくださった先生方の手厚いサポートのおかげだと感じています。
最後に、皆様の貴重な一日を三重短期大学のオープンキャンパスに使っていただきありがとうございました。今皆さんは高校卒業後の進路について迷っている時期かと思います。進路を決めるうえで私のスピーチが少しでも参考になればうれしいです。私はこの三重短期大学で過ごしてみて、将来自分がどんなことがしたいかが具体的に見えるようになったし、先生方が常に寄り添ってくださるのでこの学校に入学してよかったと感じています。今日をきっかけにぜひ三重短期大学に入学していただけたら嬉しいです。ご清聴ありがとうございました。
法経科第1部・第2部
星もえさん
2024年3月卒業 法経科第1部 法律コース卒業
現在 津市役所 勤務
皆さん、こんにちは。法経科第1部法律コース卒業生の星もえと申します。
本日は、三重短期大学のオー プンキャ ンパスにお越しいただき、ありがとうございます。今からお話しする内容が、少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。最後まで、ぜひリラックスして聞いてください。
まずはじめに、私が三重短期大学を選んだ理由についてお話しします。
結論からお伝えすると、私は、津市役所で働きたいという思いを強く持っていたからです。三重短期大学は、皆さんご存知の通り、津市立の短大です。津市長や津市の職員の方による講義を履修で きることが、私 にとって最大の魅力でした。もし地元が津市ではなかったとしても、履修する価値が十分にある、三重短期大学ならではの講義です。
また、三重短期大学は、法律系専門教育を行っている全国唯一の公立短期大学であり、4年制大学の法学部 で学ぶ基本的な法律科目がほとんど開講されています。私はこのような充実感に惹かれたのと同時に、ここでなら自分の思い描く進路が実現できると確信し、三重短期大学を選びました。
次に、三重短期大学の講義についてお話しします。
私は、憲法や民法といった王道の法律科目はもちろん、行政法や行政学、地域経済学といった行政の仕組み について学べる講義を、特に意識して履修していました。法律科目と聞くと、堅苦しくて難しいイメージがありませんか。しかし実は、私たちの生活と密接な関係にあり、意外と身近に感じられる存在です。法律科目をいくつか履修していくうちに、科目同士のつながりが見えるようになり、スムーズに理解できるようになっていきます。2年間で学べる内容には限界がありますが、要点が絞られているので、単元ごとのつながりを意識 しながら効果的に学ぶことができたり、通常は大学3年生で履修する内容を1年生から履修できたり、短大な らではのメリットがあります。興味のある分野を見つけて、自分で学びを進めるもよし、編入の道へ進んで、さらに高みを目指すもよし。社会で役立つ、教養程度の知識であれば、2年間で十分身につきます。
卒業後に就職する人、編入する人、まだ迷っている人、三重短期大学には全国から様々な学生が集まっています。多様な選択肢が用意されている三重短期大学では、2年間という短い時間の中でも、自分の将来に新たな可能性を見出すことができます。もし三重短期大学に入学されたら、幅広く講義を履修することをおすすめ します。きっと、皆さんにとってより良い進路が見えてくるはずです。
次に、三重短期大学のゼミについてお話しします。
三重短期大学では、1年生の後期から自分の希望する分野のゼミに所属し、2年生から卒論の発表に向けて、 より本格的に活動するようになります。私は、行政学ゼミに所属していました。各ゼミに10人前後が所属 し、ゼミの先生が高校までの担任のような存在になります。
私のゼミには、公務員を目指す人と編入を目指す人が所属していました。進路こそ違うものの、一人一人が同じ熱量で真剣に取り組 んでいたので、たくさん刺激を受けました。ゼミでは 自ら意見を発表したり、自分 で作ったレジュメをもとにゼミを進めたりするなど、主体性を持って参加することが求められます。ゼミに所属することで養われた論理的な思考や、自分の考えを人に伝える力は、後の就職活動で遺憾なく発揮されました。就職にしても編入にしても、面接や小論文を避けては通れません。話すことに苦手意識があっても、少しずつ自信をつけていけば絶対に大丈夫です。ぜひ、ゼミには主体的に参加してみてください。
次に、私が学業以外に取り組んでいたことについてお話しします。
私は、サークル活動はしていませんでしたが、津市の消防団に学生機能別団員として所属していました。消防といっても、実際に消火活動にあたるのではなく、防災に関する広報活動をしたり、AEDの使い方を習得 したりするもので、非常勤の特別職の地方公務員としてお給料をいただきながら活動していました。入学する と、必ず案内があるので、ぜひ入団を検討してみてください。
消防団の他には、地域のボランティア活動に参加したり、インターンシップに参加したりするなど、面接を意識した活動をしていました。面接の時に話すことがないと本当に苦労するので、 自分の身になりそうなことには積極的に挑戦することをおすすめします。
次に、私の就職活動についてお話しします。
私は基本的に独学で対策をしていて、教養試験は参考書やYouTubeを活用し、小論文や面接はゼミの先生 に見ていただいて、無事合格することができました。三重短期大学では、公務員志望者のための様々な講座が定期的に開催されるなど、学内の就職支援がかなり充実しています。公務員予備校に通う人もいますが、通わなくても十分に対策することが可能 です。活用できるものは どんどん活用するといいと思 います。
私は現在、津市議会事務局の議事課という、津市議会の運営に関わる課で働 いてい ます。配属が決まった時は、その特殊さにかなり驚きましたが、配属から4か月が経って、徐々に業務や職場環境に慣れてきました。私は主に、津市議会の広報に関する業務を担当しています。細かい業務内容については割愛しますが、自分の力でできることが少しずつ増えてきて、やりがいを感じているところです。
また、三重短期大学で履修していた行政法や地方自治法、行政学などの知識が日々役立っています。皆さんの中からも、津市役所を目指す方が出てきてくださると嬉しいです。ぜひ、一緒に津市で働きましょう。
社会に出る前に、学生でいられる時間は本当に貴重です。もしかすると皆さんの中には、4年制大学に通うか、短大に通うか迷っている方がいるかもしれません。どちらにせよ、限られた時間をいかに有意義なものす るかは皆さん次第です。しかし、目的がないまま4年間を過ごすのは、すごくもったいないことだと私は思います。私は高校生の頃、周りに短大を選ぶ友達がいなかったこともあり、担任に勧められた大学を何となく目指していました。しかし、自己分析をしていくうちに、大学名や偏差値にとらわれて、進学する意味を見失っ
ていたこと、自分の進路の場合、4年制大学にこだわる必要がないことに気がつきました。その結果、私は三重短期大学で充実した2年間を過ごし、念願通り津市役所で働いています。やりたいことが決まっている人 も、これからの人も、多様な進路選択ができる三重短期大学で充実した2年間を過ごしてみませんか。
以上で、私のスピーチを終わります。
ご清聴ありがとうございました。
小嶋梨央さん
法経科第1部経商コース
皆さんこんにちは。法経科第1部経商コースの小嶋梨央です。
本日は皆さんがこれから選択していく進路について、また三重短期大学での学生生活について少しでも参考になるお話ができたらと思います。よろしくお願いします。
まず初めに、私が経商コースを選んだ経緯と理由からお話しします。
今、皆さんが進路選択で悩んでいるように、私も大学を受験する際は学部選びに苦労しました。当時は、将来の夢も決まってないのに学部を決めるなんて無理だと思っていましたし、「●●学部」と聞いただけではどんな講義をしているかなんて詳しくはわからないので、なおさら選びづらいですよね。
ですが、現時点でやりたいことや、将来の夢が決まっていないからといって、焦る必要は全くありません。三重短期大学の経商コースは、将来の選択肢を狭めることなく、自分の興味関心が持てる分野を見つけられる場所です。
例えば、皆さんの日常を思い出してほしいのですが、普段皆さんがコンビニで買う商品の価格が、どのように決まっているかというのは、経済学の分野が絡んでいますし、そのコンビニに来る顧客のニーズを理解して、どのように販売するかはマーケティングに関わってきます。このように私たちの日常に絡んでくる内容の講義もあれば、会計学のような簿記に関わる専門的な学問もあります。
三重短期大学は2年という短い期間の中で幅広い分野を効率的に学ぶことができるため、まだやりたいことが決まっていない場合でも、講義を受講するにつれて様々な方面に興味関心が持てるようになります。実際私は「人を管理する」という要素を持つ経営学の分野に興味を持ち、経営学ゼミを専攻することになりました。
それではここからは、ゼミについてお話しします。
まずゼミとは普段の講義とは違い、少人数で専門的な分野を深く学び、発展させる場です。例えば、私が所属している浅野先生の経営学ゼミでは、週休3日制度や副業についてのディスカッションをして意見をまとめ、プレゼンしました。労働者が働きやすい環境を整えるために、企業が抱える問題点をどこからアプローチして解決に導くかを具体的に考え、これからの企業の在り方を見直す必要があることに気づきました。
またこの場を通して、人に分かりやすく意見を伝えるにはどのような工夫をすべきかとても悩みました。結果として、自分を客観的に見て物事を伝えることが大切だと学びましたし、そのほかにもゼミメンバーの多様な考え方や、価値観を知ることが、自分自身の成長に直結していると感じています。
次に大学生活についてお話しします。
先ほども述べたように三重短期大学での学生生活は、2年間という短い期間であるため、とても忙しく、1日に講義がたくさん詰め込まれているイメージがあるかもしれません。しかし、実際は1つ1つの講義内容が濃く、要点がまとめられているため、短期間で効率的に学ぶことができます。
そのおかげで、アルバイトやサークル活動など自由に使える時間がとても多いと感じていますし、学生のうちにしかできない経験を積むことだできています。私はボランティア部に入部してから、多くの人と関わるようになったことがきっかけで、活動的になったと言われることが増えました。京都で行われた5泊6日の泊まり込みボランティアでは、過疎地域の深刻さを目の当たりにして、誰かのために活動したいという気持ちが芽生えました。教科書を読んでいるだけでは伝わらないことも現地に足を運ぶことで鮮明に理解できるようになると感じ、それからは多くのボランティアに参加しています。
そして今ではこの経験によって将来の方向性が決まり、希望の進路に向けて日々頑張っています。
皆さんが高校生になり、世界が広がったように思えたのと同じように、私も三重短期大学に来て世界が広がったと感じています。
今は将来の夢がなくても、やりたいことが必ず見つけられる場所です。ぜひ三重短期大学に来てください!
以上でスピーチを終わります。ご静聴、ありがとうございました。
芹口真彩さん
法経科第1部法律コース
皆さんはじめまして、ただいまご紹介にあずかりました、三重短期大学法経科第一部法律コース2年の芹口真彩と申します。本日は本学のオープンキャンパスにお越しいただきありがとうございます。私からは、本学に進学しようと思ったきっかけや学生生活、就職活動等についてお話しようと思います。
まず初めに私が三重短期大学への進学を志望したきっかけについてお話します。私が本学への進学を希望したきっかけは二点ございます。一点目は法律コースを存置している短期大学であるという点です。私は高校在学時「私たちの生活はどんなルールの下で成り立っているのだろう」というような漠然とした興味を持っており、大学には多くの学部・学科がある中でも、法律について学んでみたいと思っていました。その点本学は二年間という短い間でも様々な法律について専門的に学ぶことができ、その点に惹かれました。
二点目は学費の安さです。私は高校在学時、家庭の事情で高校卒業後は就職するつもりでした。しかし当時の担任から「せっかく成績が上位なのだから、進学して将来の選択の幅を広げた方がよい」と本学を勧められ、家族に負担をかけずに進学できる点や就職の選択の幅を広げられる点にも魅力を感じました。また、本学への入学後は学費や交通費は全額アルバイトで稼ぎつつ、勉学との両立に励んでいます。以上の二点の理由から、本学を志望しました。
次に学生生活について、講義とゼミにわけてお話します。まず講義についてですが、私が在籍している法律コースでは、憲法・民法・刑法などの講義で法律の条文や裁判所の出した判決文の読み方といった、法律の専門的な知識を得ることができます。私は一年次で民法・刑法・家族法などを勉強し、そして現在は憲法や行政法について勉強しています。また、本学を卒業するには、経商コースの講義、語学科目、教養科目も学習する必要があります。私の場合は、経商コースの講義は簿記を、語学科目はフランス語を、教養科目は心理学や哲学を受講しました。このように、選択したコースの知識だけでなく、幅広い分野についても学習することができます。
そして次にゼミについてです。ゼミでは少人数で各自興味のあるテーマについて調査・報告・議論を行います。これは一年生後期で法学基礎演習として担当教員の下で法律の条文の解釈方法や判例文の読み方などの基礎を固め、二年前期からの演習で卒業論文の作成に向け本格的に研究を行います。私は照井先生の民法ゼミに所属しており、不法行為の消滅時効や内縁について報告しました。今までの報告の過程で、論理的な文章を作成する力や物事を簡潔に伝える力が身についたと思います。
最後に進路についてお話します。本学卒業後の進路は就職か編入学となりますが、私からは就職活動についてお話させていただきます。就職活動を始める時期は人それぞれですが、私が本格的に就職活動をはじめたのは少し遅く、一年生の冬ごろでした。一年生の前期から就職ガイダンスがあり、就職についての意識とともに焦る気持ちがありましたが、なかなか行動に移せず、スタートダッシュが多少遅れてしまっていたと思います。しかし、周りにおいていかれないように対面や web などで合同企業説明会に積極的に参加し、自己分析、面接対策などをして企業を絞っていきました。また、本学には TASKROOM という就職活動をサポートしてくれるところがあります。そこでは、履歴書の添削や面接対策など、就職活動全般について相談に乗ってもらえます。私自身も TASKROOM さんには大変お世話になり、不自由なく就職活動に臨むことができました。結果、五月下旬ごろに第一生命株式会社さまから内々定をいただくことができました。
最後になりますが、今回のオープンキャンパスが皆さんの進路選択の参考になりましたら幸いです。ご清聴ありがとうございました。
髙田侑季さん
2024年3月卒業 法経科第2部卒業
現在 三重大学人文学部法律経済学科 3年生
皆さん、こんにちは。2024年度法経科2部を卒業しました髙田侑季と申します。
私は現在、三重大学人文学部法律経済学科に3年次編入生として入学し、在籍しております。本日は皆さんに、私の経験を踏まえて三重短期大学の学校生活や編入学についてお話しできればと思います。よろしくお願いします。
初めに、私が三重短期大学を志望した理由からお話しさせていただきます。私は高校卒業後、名古屋の専門商社へ就職し、3年ほど勤務しておりました。その後仕事をしていく中で法律や経営学について興味を持ち、専門的に学んでみたいという思いから法律と経済・経営の両方を学ぶことのできる三重短期大学の法経科2部へ入学しました。
次に2部での学生生活についてお話しします。法経科2部は、講義は夜間に行われますが「乗り入れ」という制度を利用して昼間の講義の受講も可能です。講義の内容としては法律や経済・経営から簿記や政治学、金融論などといった幅広い分野を体系的に学ぶことができます。1年生の時はこのような分野の基礎的な部分や外国語などを学んでいきます。2年生になるとゼミが始まります。ゼミというのは1年生の時に学んだことの中で自分が興味を持ったものやより専門的に学びたいと思った学問を選択して、少人数で特定のテーマについて研究したり議論していくことです。私は、経営学に興味を持っていたのでゼミでは経営学を学んでいました。経営学ゼミでは主に指定された文献を輪読して、担当者がレジュメを作成してそれについて議論をするというものでした。ゼミでの活動により、経営学の専門的知識が深められるのはもちろん、相手に納得してもらえる説明力やさまざまな意見を交わすことで多角的な視点を持ち理解を深めることができました。
最後に編入学についてお話ししたいと思います。編入学というのは簡単にいうと、別の大学へ中途で入学することです。多くの場合は3年次編入学となりますが中には2年次編入学なども存在します。私が編入学を目指した理由は、入学当初から編入学を目指していたわけではなく、三重短でさまざまな学問を学ぶにつれもっと経営学や法律について専門的に学びたいと思い、編入学を志望しました。
次に試験についてです。編入学の試験内容は大学や学部によってさまざまですが、私が受験した三重大学人文学部法律経済学科の一般入試社会人選抜の試験内容は専門試験と面接でした。専門試験は(法学、政治学、経済学、経営学)の4科目からいずれか1つを選択して解答するという試験でした。私は経営学を選択し、問題は論述形式で2問ありました。試験の問題についてはここでは割愛させていただきますが、もし、試験問題の詳細について知りたいという方でしたら三重大のHPか三重大学に行くと閲覧できるので見てみるといいと思います。三重大学の編入試験は前年度までは推薦入試がありましたが、今年度からは廃止となり一般入試のみとなりました。また、試験の内容も2年前から変更となっており、一般入試では今年度からTOEICテストも追加されました。近年は編入試験の内容が頻繁に変更となっているので受験を目指す際は募集要項等をしっかりと確認してください。
次に編入試験対策についてです。試験対策についてはゼミの先生に志望理由書の添削や面接練習、参考書を教えてもらったり、わからない点があればアドバイスを頂きながらいろいろと手伝っていただきました。また、編入試験において重要なことは「どんな試験でどんな問題が出題されるのか」、「面接でどんなことを聞かれるか」などという情報をどれだけ多く収集できるかになります。これについては三重短の附属図書館に、過去の先輩方が残してくださったさまざまな大学の情報が充実しています。私もそれを参考に試験対策していました。
このように私が編入学試験で合格できたのもゼミの先生をはじめ、三重短の方々の協力があったおかげですし、三重短は編入学や就活など皆さんが今後目指す進路へ向けて全力でサポートしてくれる大学です。皆さんも三重短で学んで編入学などを目指したいという強い思いを持ち、意欲的に取り組めば、それに応えてくれると思います。
最後に、皆さんの中にも、さまざまな進路がある中で今後の進路に悩んでいる人もいるかもしれません。その中で、自分が本当にしたいことは何か、どんな自分になりたいかなどを明確に考えてみてください。悩んで、考えた結果三重短期大学に入学したいと思っていただけたら嬉しいです。私は、三重短期大学で学び、学生生活を送れて良かったと心から思っています。
今回のオープンキャンパスが皆さんの進路を決めるうえで少しでも参考になれば幸いです。ご清聴ありがとうございました。
食物栄養学科
宇野ひかるさん
2024年3月卒業
現在 医療法人永井病院 勤務
みなさん、こんにちは
私は三重短期大学食物栄養学科卒業生の宇野ひかるです。私は宇治山田商業高校を卒業し三重短期大学に入学して、今年の四月に医療法人永井病院に入社しました。
今日は、三重短期大学の学生生活を中心に、就職して4か月目の栄養士の仕事について紹介させていただきます。よろしくお願いします。
子供が好きで子どもと関わる仕事に就きたいと考えていました。その時に保育園で働く栄養士さんの動画を見て、栄養士になりたいと思いました。そして、自宅から通え、早く栄養士として働きたいという気持ちから自宅から近く津市にある短期大学を選びました。なにか地域貢献したいと思っていたので、津市立で地域との交流があるところも魅力に感じていました。
座学ばかりではなく、実験や実習が多く白衣や実習着に着替えて作業することが多かったです。1年生の時は授業数が多く大変でしたが、実習や実験は班活動がほとんどなので入学後すぐ友達ができて友達と助け合いながら乗り越えることができました。高校の時はコロナの影響もあり2.3回しか調理実習をしていなかったのでついていけるか不安だったのですが、調理系の学校出身の友達もいて、教えてくれたので、楽しく実習できだんだんとできるようになりました。パソコンを使うこともあり、商業出身でパソコンは得意だったのでその時は率先して作業したり、高校で学んだこともいかすことができました。
ゼミは2年生から始まります。自分で好きな分野や先生を選択することができます。私は、青年海外協力隊を経験している先生のゼミを選択したので世界の料理を中心に献立作成や大量調理をしました。私のゼミは8人でした。ゼミの最初はタコパをしたり、先生の誕生日をサプライズでお祝いしたり、最後は小論文コンクールで入賞しいただいた賞金でピザパーティーをしたりと
ても仲の良いゼミだったと思います。就職活動の時はゼミの担当の先生が親身になって相談に乗ってくださり、最後までとても手厚くサポートしていただきました。ゼミでの活動は2年生の一年間だったけど三重短の生活の中でとても思い出に残っています。
私は子ども食堂サークルに所属していました。地域の子ども食堂のボランティアに参加させてもらい、地域の方と交流をはかりながら子ども食堂の運営に生かせることをたくさん学びました。地域と関わりたいという入学前の思いを実現させることができ、今の仕事にも生かすことができるとても良い経験をさせていただきました。
三重短期大学だけでなく、学外での活動もできた二年間だったと思います。夏休みには三重大学の集中講義に参加したり、生活協同組合という学食や学校の売店の運営を行っている団体に所属して他の大学の人とも交流をしていました。また、食栄は必修が多く他の学科との交流は少ないのですが、自動車学校で他学科の友達ができたり、楽しい学校生活でした。こちらは生活協同組合の活動の一部で夏休みに沖縄に研修として生かせてもらった時の写真です(写真は略)。他のセミナーであっていた人や初めて出会う人もいましたが、5日間でとても仲良くなりました。
次は就職活動についてお話します。私は1年生の3月から就職活動を始め、委託会社には5月末、永井病院には7月末に内定をいただきました。委託会社に就職すると、委託会社の持っている病院、福祉施設、学校など様々な施設を選択して働くことができますが、永井病院は病院に就職することになるので永井病院でしか働くことができません。ですが、将来海外で働きたいという思いから日本で様々な施設を経験することよりも、国内外で必要となる臨床の知識や経験を身につけたいと思い直営の永井病院に就職しました。そして、11月から入社するまで永井病院で月に3.4回ほどアルバイトに行かせてもらっていました。
私が感じた三重短期大学の魅力は選択肢の多さと先生方のサポートの手厚さです。最初は保育園で働きたいと思っていましたが、現在は自分の将来のことを考えて病院に就職し経験を積んでいます。友達の中には4年制大学に編入したり栄養士以外の職業についていたり、三重短卒業後の進路も様々です。自分の進路の方向性や夢が変わっても対応できる選択肢がたくさんあると感じました。また、先生方の専攻も様々で栄養士の活躍できる幅の広さも感じることができます。そして、アットホームな雰囲気で先生はいつも親身になって相談に乗ってくださることも魅力だと思います。
栄養士の働ける場所は病院・福祉施設・社員食堂・薬局など様々です。また、栄養士免許をとっても栄養士として働いてない人もいます。食栄は専門的な学科ではありますが、自分のしたいことに進める環境があると思います。今日来ていただいた皆さんには、決められた正解はなく様々な選択肢の中から自分のしたいことを選んでほしいということをお伝えしたいです。
私は三重短に入学した時は一人しか友達がいなかったけど卒業式の時にはたくさんの友達ができていました。良い友達や先生に恵まれた二年間だったと思います。短大に入学すると2年間ほんとうにあっという間に過ぎて行ってしまうのでやりたいことをやって充実した学生生活を送ってください。
今、高校生の皆さんが納得した進路に進めることを祈っています。
以上で終わります。お時間をいただきありがとうございました。
安達美羽さん
食物栄養学専攻
皆さんこんにちは。
本日は三重短期大学のオープンキャンパスにお越しいただきありがとうございます。今から私の三重短期大学での学生生活などについてお話ししたいと思います。本日は、大きく分けてこちらの5つについてお話させていただきます。
まず、私が三重短期大学に入学した理由をお話しします。私は、管理栄養士を目指すため、4年制大学への入学を目指していました。受験するにあたって滑り止めとして高校の先生に紹介されたのが三重短期大学でした。私が住んでいる県からも近く、編入学に力を入れているということで受験しました。そして、志望校に落ちてしまったため、三重短期大学食物栄養学科に入学することになりました。
次に授業の内容についてお話しします。食物栄養学科の授業では、栄養士の資格取得にも関わってくるため、必修科目というものがほとんどです。必修科目とは、卒業までに授業を受けて単位を取ることを定められている科目のことです。必修科目の中には、座学、実験、調理実習があります。座学では、食品、栄養、体のことなどについて勉強します。普段の食生活に関わる授業は、興味が深まる楽しい授業です。栄養のことや体のことが関わる授業は、少し難しい部分もありますが、先生たちが分かりやすく、かみ砕いて説明してくれます。また、将来栄養士や、管理栄養士を目指す人のためにも、栄養士実力認定試験や管理栄養士国家試験の過去問を使った復習を行うことで、理解を深められるようになっています。実験では、座学の授業で習ったことをより理解するために授業に関することについて実験します。食品を使って、普段の生活に身近な実験や、食事と血糖値の関係について調べる実験などがあります。初めて使う器具などもあるかもしれませんが1から丁寧に教えてくれます。
調理実習では、おいしく、美しい料理を作るための料理の基本が学べる授業があります。改めて作り方や料理のポイントを知ると、料理のレベルも上がるし、普段の生活に活かせると思います。また、自分で献立を立てて調理を行うものや、大量調理の実習があります。学外実習や、給食会社に就職する人は、学内の大量調理は良い経験になると思います。料理に自信がなくても先生は丁寧に教えてくれるし、班での活動なので心配ないと思います。
このように食物栄養学科では、座学、実験、調理実習を通して食べ物、栄養について学びます。必修科目が多いので、学科全体で仲良くなる機会がありますが、実験、調理実習は特にみんなで協力しながら学ぶのでもっと仲良くなれると思います。
また必修科目以外に共通科目というものがあります。これは開講されている授業の中で好きな授業をとれるものです。共通科目と必修科目の時間がかぶっているととれないのですが、三重短期大学には夜間の授業があり、私は学びたい授業を夜間でとっていました。
これ(パワーポイントのスライドのこと、掲載は略)は、大量調理で実際にゲストを招いて提供したものです。試行錯誤してみんなで協力して作ったので、おいしかった、という声がいただけてとてもうれしかったです。
次に特別演習(ゼミ)についてお話しします。2年生になるとゼミというものが行われます。ゼミとは、自分の探求したいことに関して集中的に学べるものです。食物栄養学科には、現在7つのゼミがあります。季節や地産地消をテーマとしてレシピ考案、調理を行っているものやスポーツ栄養学について学べるもの、遺伝子に関して学べるものなどがあります。2年生になる前に、どこのゼミで研究したいかを選んで抽選でゼミが決められます。ゼミの内容は毎年決まっているものではなく、ゼミ開始時にゼミのみんなで研究したいことを話し合って決めます。一年間続けるテーマでなくても、こんなもの作ってみたい、などの提案でも、できるだけ希望に沿った内容を取り扱ってくれます。また、いくつかのゼミが合同で行う活動もあります。
これ(パワーポイントのスライドのこと、掲載は略)は合同で世界の料理の実習で作った料理です。右がスペイン料理で、左がネパール料理です。実際にその国の方が来てくれて教えてくれます。普段めったに使うことのない調味料や、調理方法が知れるし、こんなおいしいものがまだあったんだ、と新しいものに出会うのがとても楽しくてよい経験になりました。
次にその他の学生生活のお話をします。まず、サークル活動ですが、三重短期大学にはたくさんのサークルがあります。どのサークルも気軽に楽しめるものばかりです。私も1つのサークルに所属していますが、学年や学科の違う友達ができてさらに楽しい生活が送れています。また、三重大学のサークルにも所属することができるので、様々な経験や広い交友関係ができると思います。
大学に入ったら、車の免許をとろうと思っている人も多いと思いますが、学校のすぐ近くに車校があるので空きコマに車校に行くこともできるし、先生たちも優しいのでおすすめです。
バイトに関しては、私は前期に授業と車校を詰め込んでいたので、1年の後期から始めました。人それぞれだと思いますが、学校生活をおろそかにすることなく、適度にすることがよいと思います。
次に三重短期大学を卒業した後の進路についてお話しします。就職についてですが、1年生の終わりごろから準備を始めて、2年生の6,7月頃に内定をもらっている印象があります。個人差はあると思いますが私の友人は6月に内定をもらっていました。1年生の後期から就職ガイダンスが週に1回行われており、基本的なことから学べて就職に役立つと思います。そして本格的に就職活動を始める際にはタスクルームに行く人が多いと思います。タスクルームには、様々な企業の会社案内のパンフレットや企業説明会の案内などが置かれていたり、就職活動における相談、履歴書などの添削も行っています。
次に編入についてです。編入には、指定校推薦、一般推薦、一般編入があります。学校の掲示板には、編入できる大学の一覧が掲載されていますが、その他にもあるので自分から調べるということが大切です。図書館には過去の編入試験の体験談などが学校ごとにまとめられているファイルが置かれています。また、数は少ないですが、実際に編入先が決まった先輩や、編入を目指している先輩から話を聞ける機会も設けられています。就職する人より編入する人のほうが少ないので、こうした機会はとても貴重でした。私は友人に具体的な編入の話をするのは苦手なので、相談はゼミの先生に聞いてもらっています。先生に話すことで具体的に編入のイメージができました。生徒と先生の距離が近く、気軽に相談できるところが良いところだなと思っています。
ここまでお話を聞いてくださってありがとうございました。私が思う三重短期大学の良いところは、わかりやすい授業をしてくれるところ、夜間の授業が取れるところ、生徒同士、先生と生徒の距離が近いことなど、たくさんあると思います。受験に失敗して気持ちが落ち込んでいたけれど、ここに来たことは後悔していません。みなさんは、今次のステップに進むためにたくさん悩んでいると思います。今日の話を聞いて、改めて考えて、やりたいと思ったことには挑戦してみてください。みなさんが後悔しない選択をしてください。応援しています。ご清聴ありがとうございました。そして今回のオープンキャンパスが進路を決めるうえでの参考になればうれしいです。