大学概要
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学長挨拶

これからの地域を担う優れた人材を育成します

 津市立の三重短期大学は、昭和27年(1952年)に、三重県下唯一の公立短期大学として創設されました。戦災を被った津市が「市の復興はまず学校から」という方針のもと、文教都市の建設を目指す中、高等教育機関として本学が設立されたのです。開学当初は法経科第2部と家政科の2学科構成で、勤労学生や女性に高等教育の場を提供しました。
 昭和44年(1969年)には法経科第1部を新設し、家政科に食物栄養と被服の二つの専攻を開設しました。平成2年(1990年)には家政科を生活科学科に名称変更し、カリキュラムを再編しました。その後複数回にわたる学科および専攻の改編を行って現在に至っています。

 今年度本学は開学から67年目を迎えます。設立時からの卒業生は、昭和27年の第1期生が卒業した第1回卒業式から平成31年3月の第66回学位授与式の306名を含めて、20,251名になりました。半世紀を優に超える長い歴史の中で、20,000名を超える学生が本学を巣立ち、その多くが津市内外の企業や行政機関などで活躍しています。また全国の国公立大学などへ編入学する学生も多く、さらに大学院へ進学して研究者の道を歩む卒業生もいます。

 三重短期大学では、教育、研究、地域貢献の3つの柱がバランスよく機能しています。法経科第1部は全国の公立短期大学で唯一の法律専門コースを設置しており、また夜間に学べる公立短期大学は、本学を含めて全国で2校のみです。短期大学でありながら4年制大学に匹敵する充実したカリキュラムで、専門的な知識と教養が短期間で身につき、公務員、栄養士、建築士、社会福祉士など、進みたい道への幅広い選択肢がそろっています。教員は日々熱心に研究活動に取り組んでおり、その成果は講義内容に反映され、学生は最先端の知見を深く学ぶことができます。
 さらに本学は、「地域社会を主体的に担う市民の育成」という地域貢献の理念をかかげ、地域に根づき、地域に愛され、地域に必要とされる大学を目指しています。付属機関である地域連携センターでは、毎年多くの市民向け公開講座の開設や県内高等教育機関や高等学校等との連携事業を展開し、地域貢献の責務を果たすべく努力しています。

 近年、地域貢献、リカレント教育の重要性が再認識され、多様性(ダイバーシティ)の受け入れが求められていますが、三重短期大学は、最近のこのような社会的要請を待つまでもなく、開学当初から、地域の勤労学生や女性に学びの場を提供し、多様な学生を受け入れて生涯学習をサポートしてきました。現在、津市内や三重県内はもちろん、北海道から沖縄県まで全国各地から学生が入学し、男子学生の割合も年々増え、全学で3割を超えています。また高等学校を卒業したばかりの18歳から定年退職を迎えた学生まで、幅広い年齢層の学生が机を並べています。

 三重短期大学は定員800名の小規模な大学であるメリットを活かし、学生と教職員お互いの顔が見える少人数教育を通して、これからの地域に貢献しうる人材の育成に努めています。皆さんが貴重な2年間を津市にある三重短期大学の学生として過ごされ、多様な仲間と共に学び、実社会で活躍できる知的・人間的資質を備えた人物に成長されることを心から祈念しています。

  学長 村井 美代子

プロフィール

法経科 教授
村井 美代子  Miyoko MURAI
学位:文学博士 (大阪大学・1998年)
担当科目:英語

略歴

1987年 京都大学文学部卒業
1995年 大阪大学大学院文学研究科(英文学専攻)博士課程単位修得退学
1997年 龍谷大学経営学部 特任講師
2002年 龍谷大学経営学部 特任助教授
2003年 三重短期大学法経科 助教授
2011年 三重短期大学法経科 教授(現在に至る)
2012年 三重短期大学法経科長(2014年3月まで)
2015年 三重短期大学学生部長(2019年3月まで)
2019年 三重短期大学学長(現在に至る)

研究テ-マ

19世紀イギリス・ロマン派の詩

所属学会

日本英文学会, イギリス・ロマン派学会

最近の主要研究業績

[著書]
・『Immortality and Death: John Keats and the Tradition of the English Ode』英宝社, 2000年。
・『イギリス詩を学ぶ人のために』共著, 世界思想社, 2000年。
・『イギリス名詩選』共著, 青踏社, 2003年。

[論文]
・「『ナイチンゲールに寄せるオード』におけるナイチンゲールの変貌―魅惑の歌鳥から死の鳥へ」『藤井治彦先生退官記念論文集』、2000年。
・「誇りと孤独―さすらい人老水夫を誕生させるもの」『龍谷紀要』、2000年。
・「オードの伝統とキーツ」『英詩評論』第18号(中国四国イギリス・ロマン派学会), 2002年。
・「誇りと孤独―二つの"La Belle Dame sans Merci"が意味すること」『三重法経』第123号(三重短期大学法経学会), 2004年。
・「『エンディミオン』―エリート神話の再構築」『イギリス・ロマン派研究』第29・30合併号(イギリス・ロマン派学会), 2006年。
・「演出される異空間―『聖アグネス祭前夜』における願望成就の夢」『異界を創造する―英米文学におけるジャンルの変奏』英宝社, 2006年。
・「“eccentricity”の構築―キーツのメランコリー」『三重法経』第130号(三重短期大学法経学会), 2008年。
・「模倣と独創―キーツのソネットにみるlaurelの希求」『英米文学の可能性―玉井暲教授退職記念論文集』英宝社, 2010年。
・「チャタートンとタシー・ジェム―キーツのソネットにみる贋作称讃」『三重法経』第138号(三重短期大学法経学会), 2011年。
・「『翻訳』が意味するもの―キーツ訳のロンサール・ソネット」『三重法経』第140号(三重短期大学法経学会), 2012年。
・「閉ざされた空間に描く旅―キーツとソネット」『移動する英米文学』英宝社、2013年。
・「キーツ兄弟とアメリカ―コックニー詩人とコックニー開拓者」『石田久教授喜寿記念論文集』大阪教育図書、2014年。
・「「緩やかな錨」の変容―キーツの旅と創作」『三重法経』2015年。

[学会発表]
・「『エンディミオン』―エリート神話の再構築」阪大英文学会第37回大会, 2004年。

最近の社会的活動

2006年4月 三重県文化賞選考委員(2008年3月まで)
2012年7月 津市図書館協議会委員(2018年6月まで)
2015年4月 三重県情報公開審査会委員(2019年3月まで)
2019年4月 日本高等教育評価機構短期大学評価判定委員(現在に至る)

現在の研究課題

従来革新的とされていた19世紀ロマン派の詩人たちがもつ保守性、伝統への固執が近年指摘されつつある。彼らは新古典主義時代の詩に代わる新しい詩の創造を目指しながら、全く新しいジャンルを創造するのではなく、バラッドやオードやソネットという伝統的な詩形を踏襲し、その枠の中で新たな世界の構築を試みた。旧体制と新体制の過渡期に生きた彼らの革新性と保守性をジャンル論という視点から検討中である。

 

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